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ばぁば


ばぁばの事で、一番衝突したのは父と私でした。

私から見れば、ばぁばは父の母、その父が何もせず、介護を母に任せてばかりでした。

父は亭主関白な部分があって、それこそ男児厨房に入らず、とか、

服さえも母に出して貰わなきゃ場所が分からないような人でした。

もちろん、ばぁばの介護が必要になってからも一切動こうとはしませんでした。

そんな父に私がキレたのです。

「ばぁばは父さんの親でしょ?!何で何もしないの?!」

今思えば、父が一番戸惑ってたんでしょう。

子供の頃からずっと見て来た母親が今、目の前で老いていく・・・

考えるだけで辛いのは、その頃の私には理解出来ませんでした。

それは、私がこういう職業をしてるからっていうのが一番大きかったのかもしれませんが、

ばぁばは父が看るもの・・・そう決め付けていました。

その事で、毎日のように衝突し、毎日のように喧嘩しました。

その八つ当たりの矛先がばぁばに向いた事だって正直ありました。

その頃、ばぁばは言葉が悪いですが、一番中途半端な時期でした。

歩けないけど、つかまり立ちは出来る、

つかまれるけど、長時間、誰の力もなく立つ事は不可能でした。

母ももとから体の強い人ではなく、膝も肩も痛めてるので、

ばぁばの介護は苦痛でしかなかったそうです。

そんなばぁばは脳血管性認知症という事で、簡単にいえば「まだらぼけ」だったんです。

覚えてる事は覚えてるけど、忘れちゃ行けない事をすぐ忘れたり・・・

さっき言った事をすぐ忘れたり・・・。。。

おまけに、性格もあって、母とばぁばは次第にぶつかるようになって行きました。

私も例外では無いし、もしかしたら家族みんながそうだったのかもしれません。

ばぁばの介護に疲れてたのかもしれません。

母や父のばぁばに向かって荒げる声が私は嫌で嫌でたまりませんでした。

ばぁばも負けじと言い返すから、認知症の理解の少ない両親には

辛い現状となっていました。

ばぁばは出来ないんだよ!っと伝えても「昨日できたのに・・・」っと母。

認知症の人の1日1日に変化があって、昨日できた事も今日出来ない、

もし、今日出来ても明日は出来ない、そういう変化がある事がなかなか理解出来ないでいました。

変化があるんだよ!っと、言っても理解出来ない両親は、ばぁばを叱ったり、

「甘えるんじゃない」っと子供のように叱ってた事もありました。

そういうのも嫌で何度も何度も言い争って喧嘩しました。

本当に本当に小さな事だけど、ノイローゼーのように、

みんながばぁちゃんの事を抱えていました。

ばぁばは次第に認知症が進み、人の名前も動物の名前も思い出せない事が増えてきました。

次第に明日弱る一方で、立つ事も難しくなって来ていました。

持病の腎盂炎のため、一年に1回は入院するというリズムがありました。

それも高齢になってきて、高熱を出す腎盂炎にばぁばがかかる率が毎年上がってきて居ました。

それでも懸命に懸命に母は、祖母の介護を続けていました。


| ばぁば | 01:19 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
 
 

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| - | 01:19 | - | - | pookmark |
 
 
 
 
COMMENT
私の日記にコメント残してくれてありがとう。
さっそく見に来たら、深刻な感じ?

うちは母親が介護の事やってるから
認知症の症状がどういうものか少しはわかってるけど・・・。
MIKIの日記読んで思ってた以上に深刻なんだなぁって思った。


口だけでは、言葉だけではなんでも言えるけど、
そういう言葉をかけるのはやめるね。


また遊びにくるね。
いつか必ず再会しよう!
うちらは無敵だよ!!
| じゅじゅ | 2008/03/09 10:09 PM |
しばらくぶりでコメント遅くなった。
今はだいぶ落ち着いたけどね・・・過去を振り返ったら結構壮絶だった。

ありがとね、本当に心の優しい人だよ、じゅじゅは。
簡単な言葉じゃ解決しないけど、じゅじゅの言葉なら私何でも受け止められるから・・・って付き合ってんのかって話だけど(笑)

絶対再会しようね!
じゅじゅのいろんな話、聞きたいし!

| MIKI | 2008/03/21 12:09 AM |
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